■神楽(神様が楽しむと書いて「かぐら」と読みます)が初めての方へ
広島・島根を中心に数多くの「神楽」の大会やイベントが開催されています。
そもそも「神楽」って何??なんでこんなに盛り上がっているの??
このサイトでは、神楽の動画配信をはじめ、神楽団データベースや、神楽団HP・神楽ファンサイトへのリンク、神楽のプログ、掲示板などで神楽の「今」を皆さんにお知らせしようと日夜奮闘しています。
神楽が初めての方は、下記の漫画やコラムを一読され、このHPをご覧頂くとよろしいかと・・・・・思います。
ぜひ神楽の世界をお楽しみください。
>>>神楽の詳しい説明はこちらへ
いまの「ひろしま神楽」2018.02広島神楽芸術研究所
漫画-広島神楽鑑賞レポート
イラストレーター みしま ゆかり
イラストレーターの「みしま ゆかり」さんが、広島神楽をはじめてご覧になる方を対象に、鑑賞レポートをマンガで製作されています。
「広島神楽」をはじめてご覧になる方は、ぜひ最初にご覧頂くといいですよ!!
・イラストレーター。1980年生まれ、広島県広島市出身。
・イラストレーター団体 「イラストレーターズ通信」会員
・イラストレーター団体 「イラステイナーズ」会員
▼イラストレーター「みしま ゆかり」オフィシャルsite
http://in-my-sketchbook.com/
今、ひろしま神楽が面白い!
市内のとあるホール。
会場はほぼ満席。
いったいどんなアイドル、歌手のステージなのかと思いきや、現れたのは豪華な衣装に身を包んだ人物。
そしてその華麗な舞に、客席から惜しみない拍手が。
そう、これは神楽の公演だったんです。
神楽といえば、秋に神社でやるお祭り…といったイメージしかない方には、市内の広いステージでの上演は理解しがたいものがあるかもしれません。
しかし、 今、広島は神楽ブームが巻き起こってるんです!
県内で伝承されている神楽の中で、もっとも人気の高いのは芸北神楽と呼ばれるものです。
この芸北神楽は、島根県の石見神楽を元として広島県北西部に伝わりました。そして今の北広島町、安芸高田市、安芸太田町を中心に発展し、時代の流れに沿って進化しながら今日まで伝承されてきたのです。
そして1991年、北広島町の中川戸神楽団が、それまでの神楽にさらに物語性を持たせ、芝居から取り入れたメイク、ブラックライトを使って面や衣装を光らせるなどの舞台演出を神楽と融合させ、まったく新しい神楽を創り上げました。これが神楽ブームの火付け役となり、今まで神楽に興味のなかった人を一気にそのとりこにしたのです。
この神楽ブームのおかげで、たくさんの若い人が「神楽をやりたい」と神楽団に入り、それによって神楽のある地域が活気付き、ますます神楽が盛んになっています。
では、その神楽の魅力はどこにあるのでしょうか。もちろん、それは人それぞれで「これ!」というものはないと思いますが、私自身が思うのは、「舞人と奏楽と観客の一体感」ということです。
神楽は舞があって、楽があって、それを見る人がいる。そして舞と楽のリズムがそろうと、やる側見る側の気持ちもそろう。そして舞が白熱してくると楽もそれに合わせてテンポが上がり、見る人もヒートアップして声援を送る。そうやって相乗効果が生まれ、その場にいる人みんなが大きな感動に包まれます。そのときの気持ちは体験した人でないとわかりませんが、確かにそういう事はあると思います。
最近では、この広島の盛り上がりを受けて、元となった石見神楽が芸北神楽の特徴を取り入れたりするという、逆転現象も起きています。年々、神楽競演大会などのイベントが増え、ますます盛り上がりを見せる広島神楽。
その神楽に関わっている一人として、もっと多くの人に広島神楽を知ってほしいと思います。
2006.11 NPO広島神楽芸術研究所 特派員 門出 佳大
会場はほぼ満席。
いったいどんなアイドル、歌手のステージなのかと思いきや、現れたのは豪華な衣装に身を包んだ人物。
そしてその華麗な舞に、客席から惜しみない拍手が。
そう、これは神楽の公演だったんです。
神楽といえば、秋に神社でやるお祭り…といったイメージしかない方には、市内の広いステージでの上演は理解しがたいものがあるかもしれません。
しかし、 今、広島は神楽ブームが巻き起こってるんです!
県内で伝承されている神楽の中で、もっとも人気の高いのは芸北神楽と呼ばれるものです。
この芸北神楽は、島根県の石見神楽を元として広島県北西部に伝わりました。そして今の北広島町、安芸高田市、安芸太田町を中心に発展し、時代の流れに沿って進化しながら今日まで伝承されてきたのです。
そして1991年、北広島町の中川戸神楽団が、それまでの神楽にさらに物語性を持たせ、芝居から取り入れたメイク、ブラックライトを使って面や衣装を光らせるなどの舞台演出を神楽と融合させ、まったく新しい神楽を創り上げました。これが神楽ブームの火付け役となり、今まで神楽に興味のなかった人を一気にそのとりこにしたのです。
この神楽ブームのおかげで、たくさんの若い人が「神楽をやりたい」と神楽団に入り、それによって神楽のある地域が活気付き、ますます神楽が盛んになっています。
では、その神楽の魅力はどこにあるのでしょうか。もちろん、それは人それぞれで「これ!」というものはないと思いますが、私自身が思うのは、「舞人と奏楽と観客の一体感」ということです。
神楽は舞があって、楽があって、それを見る人がいる。そして舞と楽のリズムがそろうと、やる側見る側の気持ちもそろう。そして舞が白熱してくると楽もそれに合わせてテンポが上がり、見る人もヒートアップして声援を送る。そうやって相乗効果が生まれ、その場にいる人みんなが大きな感動に包まれます。そのときの気持ちは体験した人でないとわかりませんが、確かにそういう事はあると思います。
最近では、この広島の盛り上がりを受けて、元となった石見神楽が芸北神楽の特徴を取り入れたりするという、逆転現象も起きています。年々、神楽競演大会などのイベントが増え、ますます盛り上がりを見せる広島神楽。
その神楽に関わっている一人として、もっと多くの人に広島神楽を知ってほしいと思います。
2006.11 NPO広島神楽芸術研究所 特派員 門出 佳大