[目 次] [前ページ] [次ページ] [第1部・石見神楽] 能 舞(のうまい)
大江山(おおえやま)
丹波の国大江山に酒呑童子という悪鬼が 唐熊童子(からくまどうじ)、茨木童子(いばらぎどうじ)ら多くの手下を従えてたてこもり、 都や村里に出没し良民を苦しめるので、 ときの帝は、当時都の警備の任に当たっていた武勇の誉れ高い源頼光と その四天王に悪鬼を鎮圧するようお命じになった。 四天王は山伏修験者に変じて大江山に向かう。 途中山中にて三世託(さんずがたく)神にあい神酒と剣を授かり、 草刈りの山人や、悪鬼に都からさらわれた紅葉姫に岩屋に案内させ、 神酒を都の酒と言い童子と酒宴をはり、 油断に乗じてこれを退治する。 戻り橋から羅生門、そして大江山へと続く物語。 |