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[第2部・石見神楽の演目とその伝説の地を訪ねて]
滝夜叉姫(たきやしゃひめ)
[福島県いわき市恵日寺]

恵日寺

岡本の寺と親しまれる同寺は、
和銅2年(709年)に三論宗の慈慧法師が
聖徳太子の教法をひろめるため奈良から下向し、
草宇を建てて慈豊山慧日寺と号したのが始まりと伝えられている。
天慶3年(940年)、平将門の三女(滝夜叉姫)が逃れ来て、
如蔵尼と改名して仏道に帰依、80余歳で入寂した。
それ以来、明徳年間(1390〜94年)に至るまで尼寺として栄えた。
後に盤城平藩主の祈願寺となった恵日寺は御朱印25石、
末寺63ケ寺を擁し、磐城 三十三観音第二十八番札所玉山観音堂別当寺となった。

恵日寺
滝夜叉姫の墓
終焉地の碑

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