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三谷神楽団「矢旗」 mitani-kaguradan yahata
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あらすじ>>>
この物語は、応神天皇の時代に、隣国から賊が九州の筑紫の国に攻めてきた。これを天皇自ら白旗・矢旗の神として弓によって退治されたことを伝えるものです。
応神天皇は、弓矢の神様として広く信仰され、類似の演目「弓八幡」と共に八幡神の英雄化と御神徳を高める物語です。
他に伝わる「八幡」の物語は豊前の国の宇佐八幡宮の神・品陀和気命(ほんだわけのみこと)が異国から攻めてきた大魔王から氏子(住民)を守るため、ご神徳の弓矢で征伐するとのもあります。
これらの物語に共通するものは、鬼の背中に翼があり、異国から襲い来るということです。
そして必ず弓矢で退治されます。古代、米づくりが全国へ広がる中、それぞれ地域を守る神様を奉り、先祖の魂を鎮める社を建てて自らの安住の地としたことでしょう。
そして、自ら育てた作物を荒らす災いを「鬼」として、治安を乱す者や思わぬ侵略者を「鬼」として命がけで戦ったことがこれらの演目によって伝えられます。 |
2001.11.17 優秀神楽発表大会
千代田総合体育館にて収録 38'58 |
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文責:NPO広島神楽芸術研究所 |
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