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有田神楽団「八岐大蛇」 arita-kaguradan yamatanoorochi
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あらすじ>>>
古事記によって伝えられる八岐大蛇は、古代出雲平野の暮らしと中国山地の営みを結ぶ物語です。須佐之男命(すさのおのみこと)は、高天原(たかまがはら)から出雲の国に降り立つと、嘆き悲しむ足名椎(あしなづち)・手名椎(てなづち)老夫婦と八人目の姫・奇稲田姫(くしいなだひめ)に出会います。
命は、嘆く訳を聞き八岐大蛇の姿を尋ねます。足名椎は『頭(かしら)が八つ、尾が八つ。背中は杉や桧が生い茂り、腹は赤黒くいつもただれ、眼はほおずきの形に燃えさかる・・・』と言います。八岐大蛇は、七重八重に連なる中国山地の山や谷が頭や尻尾であり、豊かな森林と良質の蹉跌が山襞に含まれ、時折の雨に赤黒く流れて大蛇の腹となり、ほおずきの様な眼は鉄づくりの三日三晩燃えさかる「たたら」の炎だったのです。
八人目の姫・奇稲田姫はまれに美しく実った稲田であり、収穫間近な季節に、八岐大蛇=大洪水が起こり田畑=姫を飲み込んでいくのです。
瑞穂の国・やまとの国の自然と神様と人の物語です。 |
2001.11.17 優秀神楽発表大会
千代田総合体育館にて収録 41'51 |
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文責:NPO広島神楽芸術研究所 |
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