[目 次] [前ページ] [次ページ] [第1部・石見神楽] 能 舞(のうまい)
天の香具山(あまのかぐやま)
これは、高天原(たかまがはら)の物語。 天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸に隠れられ、 世は暗闇になったので、 八百万の神々の協議により岩戸の前で祭りを行うことになった。 榊が必要になったので、高木の神と弥生姫(やよいひめ)が天の香具山に入り、 その守り神である大山津見神(おおやまつみのかみ)の許しを得ず持ち帰ろうとしたので、 これを知った娘の阿多津姫(あだつひめ)が防止しようとした。 しかし、大山津見神は訳を聞き、 岩戸の祭りに使うことを知り、快く榊を渡す。 高木の神の命により、弥生姫は榊を安の川原に持ち帰ろうとするが悪神に討たれる。 苦難の末、高木の神、大山津見神、阿多津姫が悪神を討つ物語。 |